線状降水帯の発生により、記録的な大雨となった金沢市では、9日から浸水被害を受けた住宅などでボランティアによる復旧作業が始まりました。
24時間雨量などが観測史上最大を記録する大雨となった金沢市では、2日が経っても、爪痕が残ったままの所もあります。
そうした中、浸水など住宅に被害を受けた市民を手助けするため、金沢市と社会福祉協議会が連携して、大浦小学校に災害ボランティアセンターを開設しました。
金沢市内でも特に被害が大きかった大浦町では、午前9時からボランティアの受け付けが始まり、石川県の内外から72人が活動に参加。
住民から要請があった大浦小校下の木越町、大浦町、東蚊爪町にある30件の住宅で、水に漬かった家財道具や災害廃棄物などを運び出しました。
金沢市社会福祉協議会 高柳晃一 会長「中々人手がいない1人暮らしの方も多いと聞いていますので我々のお手伝いが役に立てばいいと思う」
金沢市によると、市内8つの地区で建物への浸水被害が確認されていて、具体的な件数については現在、調査中だということです。