アイヌのことをもっと知ってほしいと考えた菜々さんは、特別授業をしたいと野口先生に話しました。

新谷菜々さん
「語りと舞踊を見てもらう」


札幌南高校定時制 野口隆 教諭
「演舞も1時間くらい(時間を)取りますので、思ったこと全部やってください。卒業記念に。卒業できるのか?」


新谷菜々さん
「できますよ!」

体育館に集まった定時制の生徒約80人。菜々さんの特別授業の前に、野口先生からアイヌ民族の歴史や差別を受けてきた過去を学びました。

札幌南高校定時制 野口隆 教諭
「アイヌの人たちは大陸と交易をし、豊かな暮らしをしていた。そこに和人が入って来た」


新谷菜々さん
「アイヌの生活習慣だった狩猟・アイヌ語などがすべて禁止されたので、私たちはアイヌ語を話すことができません。口承されてきた歌や踊り、アイヌ語、儀式や食生活など復興を目指し活動しています」

そして保存会のメンバーと舞踊を披露。母と姉の姿もありました。

最後は参加者らと「輪踊り」を行いました。

新谷菜々さん
「すごかったって言ってもらえたから、やってよかったなって思いました。堂々とアイヌのことについて発信していきたい」