中国地方では10日未明から12日頃にかけて大雨となる見込みです。東シナ海から四国南部に停滞する前線が北上し、前線上に発生する低気圧が山陰沖を通過する予想です。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、土砂災害や浸水害、河川の増水に十分な注意が必要です。

前線北上と低気圧の影響で大気不安定に

東シナ海から九州地方を通り四国の南に停滞する前線が、10日は次第に北上する見込みです。また、前線上に発生する低気圧が11日にかけて山陰沖を通過する予想となっています。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、中国地方では大気の状態が不安定となるでしょう。

この気象状況により、中国地方では9日夕方から局地的に雷を伴った激しい雨が降り始め、12日頃まで継続して降雨が予想されています。特に10日から12日頃は、前線の位置や低気圧の進路によっては、警報級の大雨となる可能性があります。