夏の風物詩を未来へ



「未来に残したい」



そんな地域の思いに寄り添う企業の取り組みが始まっています。



キリンビールが手がける「晴れ風ACTION」。
売り上げの一部を使って日本の風物詩を未来につなぐ取り組みです。
ビール「晴れ風」を飲食店で頼んだり、店で買ったりすることで、全国の自治体に自動的に寄付されます。
専用のサイトから自分で選んだ自治体に寄付することもできます。



居酒屋平八 加藤太一郎 店長
「すごいいい取り組みだと思います。今、地方とかでも全国的にイベントが結構減ってきてるイメージありますので、『晴れ風』を通して、これが協賛されるといういう感じで、花火大会が盛り上がったらいいかなと思います」

「宇部市を盛り上げていこう」と店でも「晴れ風」をPRしているということです。


「酒飲みからしたら飲むだけでいいんかなという、ウィンウィンみたいな関係ですね」
「結構地元でも大きなイベントのうちの一つというイメージでして。飲みを楽しんで地元に貢献できるっていうのは、すてきな取り組みだと思います」

支援を求めた実行委員会も期待しています。

宇部市花火大会実行委員会 村上隆 委員長
「すばらしい企画だと思ってて、強力なバックアップといいますか、応援になるんじゃないかなというふう思います」

宇部市花火大会実行委員会事務局 藤井達也さん
「どのように次世代にというか、来年も再来年も続けていくかというところをやはり持続可能な花火大会を目指してこちらも運営していきたいなと思います」



「未来永ごう続けたい」という地域の思い。
そして、寄り添う企業の支え。
新たなコラボレーションが夏の風物詩を未来につなぎます。

季節の風物詩を守る「晴れ風ACTION」。
夏は花火大会ですが、春はサクラを守る活動も行われています。
花火同様に自治体に寄付され、管理費として活用されているんです。
そして、「桜AIカメラ」というスマートフォンで撮影したサクラの健康状態や樹齢をAIが判定し、位置情報とともに全国の自治体や樹木医に共有するという取り組みもあります。