夏の風物詩のひとつ、夜空を彩る花火大会には皆さんも多くの思い出があるのではないでしょうか?
そんな花火大会ですが、近年は物価高騰などを受けて開催のハードルが上がってきています。
「未来に残したい」と願う地域の人々に寄り添う企業の取り組みを紹介します。



夏の夜空を彩る伝統行事、宇部市花火大会は1954年に始まりました。
今年で71回目で、宇部港という絶好のロケーションを背景に、真下から眺めるような迫力のある花火が自慢です。



宇部市花火大会実行委員会 村上隆 委員長(宇部商工会議所 専務理事)
「宇部の夏の風物詩で、なくてはならないものというふうに思ってます」



宇部市花火大会実行委員会事務局 藤井達也さん(宇部市観光交流課)
「夏になるとやっぱりあるもの、もう夏と言えば花火大会みたいな感じで育ってきましたね」

友人と、家族と、恋人と…。
実行委員会の2人は、長い間、愛されてきた花火大会には、多くの人の大切な思い出が詰まっていると言います。

宇部市花火大会実行委員会事務局 藤井達也さん
「部活終わりのみんな、友達で自転車こいで花火を見にいった記憶があります」

宇部市花火大会実行委員会 村上隆 委員長
「花火が上がる音で子どもが驚いたりなんかして、結構、子どもをあやすのが大変だという記憶が残ってます」

しかし、危機が訪れます。
2020年、21年は新型コロナで中止。さらに近年は…。

宇部市花火大会実行委員会 村上隆 委員長
「打ち上げ代とか、警備代とか非常に上がってきまして、本当に継続できるかどうかっていうのが分からないっていうような状況になったことがあります」

企業の協賛やクラウドファンディングでなんとか保っているということです。