奥能登4つの公立病院の再編計画をめぐり、石川県はのと里山空港周辺に建設する新たな基幹病院の病床数を、150床から200床程度とする方針を明らかにしました。
県は奥能登にある4つの公立病院の再編計画をめぐり、のと里山空港周辺に新たな基幹病院をを建設し、従来の病院はかかりつけ医としての機能をもつサテライト医療機関とする方針です。
8日夜、関係機関が病院のあり方を検討する3回目の会議が開かれ、県は新たな病院の病床の数を150床から200床とする方針を示しました。
また、病院の運営主体について議論が交わされ、県と市、町からなる一部事務組合が病院を運営し、財政面からも県のリーダーシップを求める意見が相次ぎました。

検討会・谷内江昭宏座長(金沢大学能登里山里海未来創造センター)「今のニーズだけで総合病院の姿を固定してしまうと10年後、20年後の医療の在り方、将来の奥能登の在り方について間違った方向付けをしてしまう可能性があるので非常に慎重に検討していく必要がある」
新病院の開院までには少なくとも7年がかかる見通しで、検討会は年明けにも大きな方向性を示す方針です。