テレビの戦争報道への注文…基本は淡々と事実を伝える、ただ戦争には反対
編集部 関口さんは長年テレビの第一線にいらっしゃって、戦争や平和に関する報道、ニュースに期待したいことや、注文したいこと、“喝!”を入れたいことはありますか。
関口 基本はやっぱり伝え続けるってことだからね。それも決して偏らずに、淡々と事実を伝え続けるってことが大事なんで。なんか、メディアが良きにつけ悪しきにつけ、何か意見を先導して、何て言うんだろうな、動きを作るっていうのは僕はそれをあまりやっちゃいけないことだと思っててね。
いろんなことをおっしゃる方にいろんな意見を聞くのは構わないけれど、番組ってものは何か、視聴者に何か植えつけるような、何かそういう動きはあってはならないと思っててね。
ただ、戦争ってことに関しては、やっぱりこれは反対していかなきゃいけないよね。戦争というものはやっぱり2度と繰り返してはいけないと思ってるから。
編集部 ただ、淡々と事実を伝えるべきメディアが、特にインターネットの世界ですが、刺激的で過激的なものどんどん出して、注目を集めて、そしていろんな人がそれを見るとお金が入ってくるような仕組みが…。
関口 これ危ない。うん。それは私もね、詳しくはよくわかってないんだその世界。だけどそういう話を聞くと、それは危ないねと思う。やっぱりそのお金のために刺激的なものを出すよね。それでもって洗脳していくよね、人をね、これは危ない。それはね、早く、なんていうのかな、規制をかけた方がいいね。