いち早く仕入れた新米価格は去年の倍近く
一方、コメの価格の高止まりを受けて、仕入れ価格は、去年よりも大きく値上がりしました
博多じょうもんさん福重市場 若狭善彦 店長
「昨年が5キロ白米で2000円くらいが流通してた価格と思いますので約倍近くになっている」

新米と並んで販売されている2024年産のコメは、3種類とも新米より1キロあたり50円安く、新米よりも2倍以上売れているということです(7日午後2時時点)。
2024年産のコメを購入した人
「まだちょっと高かったから」
RKB 武田華奈 リポーター
「値段で決めた?」
2024年産のコメを購入した人
「そうそうそうそう」「下がってもらったらいいけどね」「こんなに早く新米は食べないかな、10月くらい」

博多じょうもんさん福重市場 若狭善彦 店長
「値段は今年についてはまだこれからの出来具合、暑さがどういう影響があるか」
概算金は大幅引き上げ 新米の価格は
玄米を精米すると1割ほど重さが減ります。
5キロを精米すると、白米4.5キロほどになるということです。

農水省によりますと、7月21日から27日の1週間の銘柄米の価格は、前の週から17円下がって4247円。依然として高止まりが続いています。
これから秋にかけ出てくる新米の価格はどうなっていくのか?
JAがコメを出荷した農家に前払いで払う概算金というものがあります。
春に提示した概算金の最低保証額は、日本一の米どころ、新潟では、コシヒカリ60キロあたり2万3000円で、去年から6000円上がっています。
概算金は今月中旬に決まることになっています。
一方、JAグループ佐賀では、早期米の七夕コシヒカリで最低保証額を去年より6800円高い2万6000円と提示していました。
しかし、先月末に提示された概算金はさらに高い3万3000円でした。
全国的に新米の価格は高くなりそうです。
6日取材した佐賀のコメ生産者は「これまでが安すぎたので、今の価格で消費者も頑張ってほしい」と話していました。