広島に原爆が投下されてから80年が経ちます。
17歳の時に広島で被爆した97歳の男性が遠野市にいます。
当時、少年兵だった男性が広島で見た青い炎とは。
また、被爆体験を通して伝えたいこととは。
「黙祷」

6日午前8時15分。広島に原爆が投下された時間に合わせて、盛岡市でも岩手県内の被爆者が黙とうを捧げました。

その中の1人、80年前に広島で被爆した遠野市の伊藤宣夫さん97歳です。
伊藤さんは16歳の時に生まれ育った遠野から陸軍特別幹部候補生に志願し、船舶通信兵として広島に向かいました。

広島に原爆が投下された1945年の8月6日。

伊藤さんは、普段寝泊りしている爆心地からおよそ2キロ離れた千田町の国民学校ではなく、爆心地からおよそ4.5キロ離れた場所にある宇品港にいました。