連日の厳しい暑さによって、はちみつの生産にも影響が出ています。

福岡県内の養蜂場を取材しました。

女王蜂の産卵が止まる・・・巣箱に風を送るミツバチ

福岡県朝倉市の藤井養蜂場。

創業116年、約6000万匹のミツバチを育て、年間100トンの国産はちみつを生産する、日本有数の養蜂場です。

連日の猛暑。

ミツバチがある行動をとっていました。

藤井養蜂場 藤井敬三 会長
「風を送り込んでいますね。巣箱の中が暑いので、羽を広げて、風を送り込んで少しでも涼しく。そういう思いやりのあるミツバチです」

これはミツバチの「旋風」という行動。

羽を震わせて、風を送り込み、巣箱内の温度を下げようというのです。

藤井養蜂場 藤井敬三 会長
「ミツバチは暑さにはあまり強くないですね。非常に酷暑なので、そのまま平地に置いておくと、夏バテをミツバチはしますよね。暑いと女王蜂が毎日、2000個から3000個の産卵が止まってしまう。そうすると後継者ができなくなってしまう」