80年前のあす、8月6日は広島に、9日には長崎に原子爆弾が投下されました。それに先立って、米軍は、富山をはじめ全国各地で原爆そっくりの「模擬原爆」の投下訓練を行っていたのです。

先月26日、『模擬原爆』が投下された富山市豊田本町で行われた追悼法要には爆弾で犠牲となった方々の遺族や地域住民が参列しました。

その中に80年前の『模擬原爆』を知る男性がいました。北村竹弘さん、87歳です。

Q:大きい穴が開いたんですか?

北村竹弘さん「うん。20mから30mのどーんと穴が空いた」

1945年8月6日に広島、9日に長崎に投下された原子爆弾。アメリカ軍は、原爆を目標地点に正確に投下するため、7月20日から日本各地で訓練用の爆弾『模擬原爆』およそ50発を投下しました。