ワインの産地として知られる山形県朝日町できょう、今年のワインの仕込み作業が始まりました。
今年は高温や雨が少ない状態が続き原料のブドウの生育にも影響が出ているということですが、ワインの出来は期待できそうだということです。
県産のブドウから作られる朝日町特産のワインは、今年の「日本ワインコンクール」で部門最高賞を受賞するなど日本中で高い評価を得ています。


仕込み作業の初日となったきょうは安全祈願祭が行われ、出席者は、自然の恵みへの感謝と作業の安全を祈りながら玉串とともにブドウを捧げました。

きょうは県産のデラウェア5トンが用意され、720ミリリットルのワイン5000本ほどを仕込みました。

今年のブドウは高温障害と雨が少ない影響から例年と比べて粒が小ぶりで色づきも遅れているということですが、糖度が高くワインの出来は期待できるといいます。
朝日町ワイン 安藤武 栽培製造課長「生産者と一緒になって良質なブドウ栽培に取り組んでいる結果がおいしいワインに繋がっている。朝日町の風景が想像できるようなワインを作っていきたい」

きょう仕込んだワインは10月ごろから店頭に並ぶということです。
