そして、本番当日

(姉・栞さん)
「着替えました~」「大丈夫かなぁと思っているけど、そうやって思って
いると足元救われる」   

          

(弟・秀磨さん)
「かなり緊張しています」            
(カメラマン)
「お姉ちゃん落ち着いているように見える」    
(姉・栞さん)
「緊張してます!」               
「どきどき、楽しみ。いっぱいお客さんいるので頑張ります」  

                 

(金丸七海さん)
「頑張ります。練習した分しかできないので」   
(記者)「緊張していますか?」
(大野宗一郎さん)
「いや、きのう(銀鏡)神楽を見てから緊張というか刺激をもらったので、頑張ろうかなと」      

いよいよ、開演の時を迎えました。

大勢の観客の中、まず、崎田兄弟が鬼神地舞を披露しました。

(姉・栞さん)
「間違っちゃた~!あんなに練習したのに魔物がいる。悔しい~!」 

                  
(弟・秀磨さん)
「出し切ったと思います。たくさんお客さんもいたので緊張しましたけど」 

             

(春田遥香さん)
「緊張したんですけど、なんか舞ってみればそんなことも忘れて舞えたのでよかった」 

       
(二宮悠さん)
「獅子取り荒神の面をつけるので獅子取り荒神になっている。いつもの自分がいなくて記憶がない」        
(観客)
「地域に本当に長年根付いている、皆さんで伝えてこられたんだなというのが感じることができて、いいものを見せていただけて良かったです」 

(中之又神楽保存会・長友敏博会長)
「自然体ですがね、だからそれだけでそれがすなわち継承につながる。とにかく生活に密着したものが神楽に表現される。そういう感じでやっているので、中之
又の地域を発展させるのと同時に神楽も継承していく。そういうふうに結びつけようと思っています」   

500年以上前から地元の人たちが守ってきた中之又神楽。

第二の故郷を思う若者たちによって脈々と受け継がれています。