「遠紫外線照射で枯らす」新技術の実証実験

 何とか繁殖を食い止められないものか、猪名川町では国や民間企業と連携した新技術の実証実験が始まっています。

 (兵庫県阪神北県民局・植杉武生さん)「これが『UV照射』の装置です。紫外線を当てることによって、ナガエツルノゲイトウを枯らす効果を期待して実証実験しています」

 この白い装置から光合成を阻害する遠紫外線が出ていて、ナガエツルノゲイトウの成長を止め、枯らしてしまうといいます。
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 (兵庫県阪神北県民局・植杉武生さん)「当てているところは、ナガエツルノゲイトウだけでなく他の草も生えていない状態。当てていないところは引き続き繁茂している。草刈りするとか、ナガエツルノゲイトウを除去する労力がかからない。いくら人間が取ったとしても、取った切れ端から拡散するおそれもある。そういったことが避けられるので、メリットはあるかなと」