「もう災害だと思っている」

宇佐市の農家・川原辰男さんは、3ヘクタールの田んぼでコメを育てています。現時点で水不足や高温の影響は最小限だということで、放流制限にも理解を示しています。

川原さん:
「ないものをねだってもしょうがない。ある分を有効に使わないとしょうがない」

ただ、稲が穂を出すこれからの時期に最も水が必要となるため、品質の低下や収量の減少への不安は拭えません。

川原さん:
「今からお盆までが幼穂形成期で、お盆ぐらいになると少し穂が出てきます。そこに一番水が必要なんです。お天道様が雨を降らせてくれないと何にもならない。もう災害だと思っている」

「今まで一生懸命育ててきたものが、ポロッと手からこぼれてしまうんですよ。すくっても救えません。悲しいね」