平和の大切さを語り継ごうと、出水市に「戦争の記憶」展示室が開設されました。
出水市には、太平洋戦争中、海軍の航空基地が置かれ特攻隊も出撃しました。
展示室は、「平和学習ガイドの会」が、平和の尊さを後世に語り継ごうと、出水市平和町の老人福祉センター内に開設しました。
10年にわたって聞き取り調査した戦争体験者の話や、写真や遺品などが展示されています。
愛知県から訪れた女性は、当時、基地にいた祖父がアメリカ軍の空襲で亡くなったということで、展示資料に見入っていました。
(祖父が空襲で亡くなる 小川祐佳里さん 愛知県在住)「今の平和があるのも、祖父たち皆さんが平和のために戦ってきてくれたと思うと、今ある幸せを感じざるを得ない」
(出水市平和学習ガイドの会 神信裕会長)「ここ出水でもこれだけのことがあったということを子どもたちに伝えて、戦争というものはこういうものだと、知ってもらえたら」
「戦争の記憶」展示室は、平日の午前9時から午後5時まで利用できます。














