立山黒部アルペンルート一帯に、他の地域から入り込んだ「外来植物」を除去する活動が、富山市内の中学生たちが参加して、立山室堂周辺で行われました。

この活動は、立山黒部アルペンルート一帯の自然環境を守るため、富山西ロータリークラブが毎年実施しているものです。

立山には、年間100万人近い観光客や登山客が訪れます。その際、靴底や衣服に付着した他の地域の植物の種が持ち込まれ、本来生息しない外来植物が繁殖してしまうことが問題となっています。

外来植物が増えると、在来植物の生育場所が奪われ、生態系が壊れてしまう恐れがあるため、富山県や自然保護団体などが協力して定期的に除去作業を行っています。