老朽化が進む金沢市中央卸売市場の再整備についてです。市は青果部門を金沢市湊の県有地に移転させ、水産部門と別々に建て替える方針を明らかにしました。
開設からすでに59年が経過している金沢市西念の中央卸売市場は、当初、現在地での建て替えを計画していましたが、仮の施設に引越した後、解体と建設を行なう工程などから、予定する2035年までの工事完了が難しいことが判明していました。

金沢市中央卸売市場 吉田彰事務局次長「再整備の方向性ですが青果部門を現市場外で整備します。」
31日の金沢市議会経済環境常任委員会で、市側は、水産部門を現在の場所に残した上で、青果部門をおよそ4キロ離れた金沢市湊3丁目の県有地に移転すると説明しました。

金沢市中央卸売市場 辰巳浩樹市場長「老朽化が著しい状態となっている。早急に建て替えを進める上でも少しでも早い工期を優先させた」
再整備にあたって最優先したのが短い工事期間。県有地を取得しても、全体ではコスト削減につながるとしています。