お味噌汁やサラダ、炒め物など幅広く使われるえのき茸。スーパーで見かける白くて細長いキノコですが、その製造過程をご存じでしょうか?

宮崎市にある「加藤えのき」は、年間約7000トンものえのき茸を生産する日本トップクラスの工場です。

そんな工場の中を特別に見学させてもらいました。

天井まで並ぶボトルの森!菌を育てる驚きの光景

工場に一歩足を踏み入れると、天井近くまで、そして奥までずらりとボトルが並んでいる圧巻の光景が広がっています。

(加藤えのき 津隈祐美さん)
「ここでは、ボトルの中に仕込みからえのきの菌の摂取までが終わったボトル、これがこちらに運ばれて、この中で1ヶ月ほど培養と言って、えのきの種菌を増やすという工程になっております」

培養とは、えのきの種菌を増やす大切な工程。ボトルの中でゆっくりと菌が成長していくのです。

そして、次に「菌かき」という工程に進みます。
培養で表面いっぱいに広がった菌を削って刺激を与え、「芽出し室」で芽が出るのを待ちます。