県内全域に津波注意報が出され県内では最大70センチの津波が観測されています。鹿児島県東部や離島では住民や子どもたちが高台に避難しています。
津波到達予想時刻の午後0時半ごろ、志布志市役所では防災担当の職員が心配そうに海を見つめていました。こちらは標高およそ50メートルの志布志市文化会館です。近くの住民のほか、老人ホームの利用者や職員などおよそ80人が避難しました。
(近くの住民)「慌てて来たから何も持たずにこのままで」
(志布志港から避難)「(志布志港の)新若浜地区で工事をしていてそこから避難した。現場にあった浮き輪と救命胴衣を持って出てきた」
(老人ホーム利用者)「携帯電話の警報が鳴ってそれで(津波注意報を)知った。早く(解除されれば)助かる」
避難した人たちは不安な時間を過ごしていました。
(デイサービス利用者)「波が押し寄せてくるのではという恐怖心しかない。ここだったら安心、みんながいるから」
(老人ホーム職員)「職員の自家用車で乗れるだけ乗り込んで避難した。先が見えないのでちょっと不安」