ロシアのカムチャツカ半島付近で30日朝に発生した巨大地震で、鹿児島県には津波注意報が発表されています。午後8時までに種子島で70センチの津波を観測しました。

この地震で北海道や東北の太平洋側を中心に津波警報が、関東から鹿児島県を含む西日本の太平洋側などに津波注意報が発表され継続中です。

【観測された津波 種子島70センチ】

午後8時までに県内で観測された津波は、
▼種子島・熊野で70センチ
▼奄美市小湊で60センチ
▼南大隅町大泊と枕崎で50センチ
▼種子島・西之表と十島村・中之島、奄美市名瀬で40センチ
▼志布志港で30センチ
▼阿久根で20センチとなっています。

県などによりますと、これまでにけが人などの被害情報は入っていません。

【まもなく満潮時刻に】

このあとの各地の満潮時刻は、
▼志布志港 午後9時45分
▼種子島・熊野 午後9時47分
▼奄美市小湊 午後10時8分
▼南大隅町大泊 午後10時16分
▼種子島・西之表 午後10時18分
▼十島村・中之島 午後10時27分
▼奄美市名瀬 午後10時29分
▼鹿児島 午後10時34分
▼枕崎 午後10時37分となっています。

【満潮と重なり津波さらに高くなるおそれ】

気象庁によりますと、少なくとも1日程度は津波の高い状態が続く見込みで、「津波が満潮と重なると、潮位がより高くなるおそれがある」としています。

気象庁は、津波注意報が解除されるまでは海岸や河口に近づかないよう呼びかけています。