地震の際に、家屋の倒壊から身を守る県産材を使った耐震シェルター。ことし3月28日の公開実験では、天井が抜け落ちてしまい失敗しましたが、4か月に渡る改良を重ねて、”リベンジマッチ”ともいえる2回目の公開実験が30日に行われました。

富山県木材研究所が能登半島地震で相次いだ家屋の倒壊を受けて東京理科大学と共同で開発しているのが県産の木材を使用した耐震シェルターです。

耐震シェルターは居間や寝室などに設置して地震による家屋の倒壊から身を守るためのもので、住宅全体の耐震改修を行うよりも低コスト・短時間で設置できるのが特徴です。

30日、シェルターの上から計3トンの砂袋を落として耐久性を確認する2度目の公開実験が行われました。

シェルターは家の1階に設置することが想定されていて、今回の実験のポイントとなるのが「屋根の落下など上部からの衝撃に耐えられるか」です。

県木材研究所木質構造課長 柴和宏さん
「なんとか成功してほしいなと思います」