■フィギュアスケートGPシリーズ第5戦・NHK杯(18日・札幌)

フィギュアスケートのNHK杯はアイスダンスのリズムダンス(RD)が行われ、村元哉中(29)・高橋大輔(36)組が75.10点の5位、小松原美里・小松原尊組が66.65点の8位で明日19日のフリーダンスに挑む。首位は85.66点をマークしたカナダのL.F.ボードリー/N.サアアンスン組。

今大会は10組で争われ、“かなだい”の愛称で親しまれている村元・高橋組は5番滑走で演技。アップテンポな曲調に合わせ、序盤の要素でGOE(出来栄え点)が4点台後半と勢いに乗ると、ステップやツイズル(多回転の片足ターン)、終盤のリフトで観客を魅了し続けた。最後まで大きなミスもなく滑り切り、演技後は大きな声援に応え、得点が出ると納得の表情を見せた。

“かなだい”組は今季結成3シーズン目で、10月27日のデニステンメモリアル・チャレンジで国際スケート連盟(ISU)の公認大会で初優勝。GPシリーズ第1戦のスケートアメリカは6位だったが、今大会では20年のNHK杯3位(非公認大会)以来の表彰台を狙う。

小松原組はこの日1番滑走で登場し、息の合ったステップで流れに乗ると、難易度の高いカーブリフトではレベル4を獲得。終盤はアップテンポの曲調に合わせ最後まで滑り切ったが、前回スケートカナダの68.88点には届かなかった。

【NHK杯・アイスダンスRD結果】
1位 L.F.ボードリー/N.サアアンスン(カナダ)85.66点
2位 M.チョーク/E.ベイツ(アメリカ)85.00点
3位 C.グリーン/M.パーソンズ(アメリカ)77.00点
5位 村元哉中/高橋大輔(日本)75.10点
8位 小松原美里/小松原尊(日本)66.65点