自民党では、28日午後3時半頃からすべての国会議員が出席できる「懇談会」が開催されました。石破総理は退陣か、続投か…それぞれの声を取材しました。(Nスタ 午後5時10分頃放送)
“石破おろし”今後の展開は? 「両院議員懇談会」で何が話し合われた?
井上貴博キャスター:
先日行われた選挙で、自民党の古い体質自体に「NO」が突きつけられたので、本来であれば、解体・出直し等の改革に着手するのは当然かなと感じます。そういった行為自体が党内から上がってこないこと、これこそが自民党の劣化と感じてしまうところがあります。

28日の午後3時半から行われているのは、両院議員懇談会です。2時間ほどの予定だと言われていますが、2時間では終わらないだろうとされています。2024年に行われた衆議院議員選挙の敗北を総括したときは、3時間ほど行われました。
公式の集まりではなく、意見交換の意味合いが強く、何かを決められるものではないということです。
森山幹事長は、先ほど、党内に参院選敗北の検証を行う委員会を立ち上げ、8月中に報告書を取りまとめる考えを明らかにしました。また、自らの責任についてもここで明らかにしたいという話でした。
やはり、誰も責任を取らないことにはならないということですか?

TBS報道局政治部長 元官邸キャップ 岩田夏弥:
今、まさに党内で「誰も責任を取らなくていいのか」という議論もあるので、党として正式に8月いっぱいを目途に参議院選挙の総括をして、その段階で森山幹事長が責任をどう考えるかを明らかにすると話しているということです。

井上キャスター:
今行われているのが「両院議員懇談会」ですが、「両院議員総会」を開催する可能性があります。これは党大会に次ぐ重要な集まりという位置づけで、緊急事項の議決権があります。所属する国会議員の3分の1以上が開催を要求した場合、開催されるということです。
自民党(旧茂木派)の笹川博義農水副大臣は「少なくとも3分の1はクリアしたので、過半数を目指す」と述べています。過半数になると、総裁選を前倒しての開催を要求できるようになるということです。