日本社会で今、受け入れられている“○○ファースト“という言葉―
進藤教授は、利害の優先順位としての「ファースト」ではなく、人として尊重されるオンリーワンとしての「ファースト」が、社会不安や分断の中でもろくなりがちな自己肯定感を支えてくれているのかもしれないと話します。
進藤貴子教授(川崎医療福祉大学医療福祉学部 臨床心理学科)
「社会生活を送る上で、心の健康を保っていくためには、利益配分というファーストよりも、愛情や信頼関係のファーストが欠かせません」
自分の心を犠牲にしていると感じている人たちに『あなたはファーストなんですよ』と伝えることは、砂漠で喉が渇いている人に水というくらいの力がある言葉と筆者は感じました。
進藤教授に話を聞き、心の健康を築いていくためには『自分の心は自身でねぎらい、そして周りの人たちを幸せにしていくことが重要』なポイントだと思います。