噴火を“事前に”予測できるのか?
気象庁は国内に111ある活火山のうち、『新潟焼山』など50の活火山を“24時間体制”で監視しています。それでも水蒸気噴火は、火山内部の割れ目などからマグマが上昇して噴火を引き起こすマグマ噴火と比べて前兆を捉えにくいということです。
【新潟地方気象台 山崎貴之さん】
「地震活動や地殻変動、表面現象や奮起の状況などを注意深く監視し、火山活動の変化を的確に捉えて情報発表できるよう、気象庁でも24時間監視しています」

現在の焼山の『噴火警戒レベル』は、最も低い「1=活火山であることに留意」で、登山が禁止されているわけではありませんが、登る際の注意点についても山崎さんに伺いました。
「万が一噴火が起きた際のシェルターや避難施設などがどこにあるのかなどを『火山防災マップ』で事前に確認をしておくとともに、山頂火口付近まで登山する場合には、ヘルメットやゴーグルなどの安全装備を持参するのが良い」
新潟地方気象台によりますと、白い噴気が上がっている際には“水蒸気噴火”の前兆現象に少し注意が必要だということです。

万が一噴火した場合には、小さな噴石でも勢いよく飛んできて命を落とす恐れがあります。近くにシェルターなどがない場合には、『岩陰に隠れて』身を守るようにしてください。