物流コストの増加や渋滞も懸念「早く元通りに」
通行止めが続く中、多くの車両は、近くの国道328号からう回しています。走行距離は4キロ長くなり、物流コストの増加や渋滞も懸念されています。
(梅樹正義さん)「(通れることが)当たり前になっている、それがいきなりストップでしょう、何とかしようがない」
さつま町で造園業を営む梅樹正義さん(76)。仕事や普段の買い物で多い時は週4日、北薩トンネルを通って出水市と行き来していました。
う回路の国道は峠を越える必要もあり、所要時間は往復で40分増えました。ガソリン代も2倍近くに増えたといいます。

(梅樹正義さん)「早く元通りに復活してくれないか、今の状態では何年かかるのか」
県は来年度、トンネル本体の復旧工事開始を目指しています。しかし、はっきりとした復旧完了の見通しは立たないままで、影響の長期化は避けられない状況です。