47都道府県の知事が地方の課題などを議論する全国知事会議が、青森県で初めて開催されています。宮下知事は、知事会議でまとめる「青森宣言」について、“国政の道しるべ”となる提言とする考えを示しました。
河村庸市 キャスター
「全国の知事がここ青森に集結しています。地方の課題解決に向けた活発な議論が交わされています」
青森県で初めて開催された全国知事会議では、はじめに開催県として青森県の宮下宗一郎 知事が挨拶し、知事会議の成果として青森宣言を取りまとめるさいに重視する点を示しました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「先般の参院選の結果、今後の国政は一層の流動化、不安定化が予測される状況となりました。国政選挙では見落としがちだった重要論点、地方からの重要論点に光をあてて提言を通じて国政の道しるべとなり、国をも先導する提言をしていくことが期待されている」
人口減少問題をはじめ、13の提言案について意見を交わし、予定の時間を超えるほど活発な議論が交わされました。
このなかで、宮下知事は住んでいる地域に関わらず子育てがしやすくなるよう、国に求める考えを示しました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「去年2月の給食費無償化にかかる3党合意、これに私は大変期待しています。政権が流動化するなかでも、早期に実現の道筋をつけていただきたい。子育てが経済的負担になる社会からの変革を、国として責任をもって支援していただきたい」
また、午後には村上誠一郎 総務大臣とオンラインで意見交換をし、地方財政の健全化などについて議論を深めました。
全国知事会議は24日まで開かれ、各分野の課題に対する提言が「青森宣言」としてとりまとめられます。














