危険な暑さが続く中、東京ビッグサイトで“猛暑対策”に特化した展示会が開幕しました。

通気性がいいシューズに…巨大な扇風機。

きょうから東京ビッグサイトで始まったのは猛暑対策展です。

6月から厚生労働省が職場における熱中症対策を義務化したことを受け、今年は過去最多の119社が出展しています。

今や当たり前となっているファン付き作業服ですが、エコなベストも登場しました。

記者
「こちらのベスト、水を使うだけで体を冷やすことができます」

こちらの冷却ベストは水を含ませて着ることで、効率よく冷やすことができます。バッテリーは不要で、最大72時間冷たさが持続するということです。

スリーライク 水上遵 取締役
「バッテリーなどが使用できない職場がまだまだ多い、そういった方にも安心してお使いいただける」

こちらは、体調の異変を本人と管理者が事前に察知できるシステムです。その特徴は…

メッツ製品開発室 田中元樹さん
「AIが独自に個人で判断したアラートを出せるようになっております」

AIが個人の健康状態を学習し、それぞれに最適な熱中症アラートを通知します。

メッツ製品開発室 田中元樹さん
「やっぱ(アラーム)が鳴っても本人が『まだできるよ』と判断しちゃった場合、作業を続けられてしまう可能性があると思う。管理者の人が一括管理していただいて、作業者の方に連絡して休んでいただくっていうことがしやすいのかなと」

さらに近年、出展内容にも変化がみられます。

こちらの企業は遮熱材のメーカーですが、最近は一般消費者向けに帽子を開発しました。

日本遮熱 野口彩乃 取締役
「熱中症の問題が昨今も話題になってますので、こういった一般の方に使っていただける手頃な商品で対策をしていただきたい。もう毎日毎日、発送発送で追われています」

展示会は、きょうから3日間開催されます。