長野県の北部では、平年より降水量が少ない「カラ梅雨」となりました。
飯山市では、厳しい暑さが続く一方、7月は雨がほとんど降らず、一部の田んぼでは異変が起きています。

農業法人とざま 宮本晴男さん:「渇水で悲鳴を上げている最中。もう自然水(雨)がなくて、枯れる寸前まできている」

飯山市の外様(とざま)地区で、およそ100ヘクタールの田んぼを持つ農業生産法人の代表・宮本晴男(75)さん。

田んぼから意図的に水を抜く「中干し(なかぼし)」の作業を終え、今月中旬からは土が湿るくらいの水が必要だといいますが…。
農業法人とざま 宮本晴男(75)さん:「(地面が)全然ぬからなくて、ひび割れていて、土が真っ白くなって全然水分がない。カラッカラ。6枚目くらいまで全部ダメになっている」

水が十分に入った田んぼは土が湿って黒いのに対し、水が足りない田んぼは、乾いて白くなっているのがわかります。

さらに、水分が足りないことで稲の葉は黄色くなり、丈も伸び悩んでいます。

最大の原因は「雨の少なさ」です。