■各陣営の戦略を若い有権者はどう受け取ったのか?

SNS世代の大学生たちは「ネット上の戦い」をどう見たのか。若者の投票率向上を目指す信州大学のサークル「VOTERS(ボーターズ)」のメンバーに自分のスマートフォンで検索してもらいました。

まず、羽田さん。
学生の会話:「羽田さん自身のアカウントがない」
「ないね、見当たらないね」
「あった!羽田さんあった」
「本人のアカウントあったんだ」
「ちょっと回り道しないといけないな」
その後、じっくりとチェック…。
学生の会話:
「ぱっと(本人のXに)行けない。それによって政策がすぐに伝わらない」
「そもそも羽田さん自身が情報を発信されてないので僕たち若い世代、SNSを使う人にとっては知らない。そもそもあなたは何がしたいんですかっていうのが分からない」
「してはいる。サイトのほうでは一応」
「サイトはね…」
「羽田次郎ドットコム」
「切り抜かれた情報だけじゃなくて、(自分は)いろんな情報を知りたい派なんで、羽田次郎さんのホームページとか長文ではあるんですけど、しっかりと考え方が書かれていて、それはすごいなと思いました」
続いて、藤田さん。
学生の会話:
「猫のキャラクターを使って『今の藤田ひかるって知ってる?』って経歴を流して、主張とかも含めてて、広報のやり方は自民党が上手だな」
「見やすいし、凝縮されているものもあるけどPDFでもっと詳しくっていう」
「一つ一つがフレーズごとにまとまっていて、一目でわかる。SNSの悪いところでもありますけど、一目で分かりやすいという所に対して焦点を絞っていた」
「だけど動画が長い!」
そして、竹下さん。
学生の会話:
「動画は56本あって、チャンネル登録者は1000人ぐらい」
「長野県出身なんだ」
「支持者が見ているという関係上、どうしても参政党さんに肯定的なコメントしかない」
Xでは…
学生の会話:
「具合的な政策について発信していないです」
「候補者の政策というよりかは、党の政策のほうが重きに置いてますよみたいな感じなのかな」
「竹下さん自身の政策が弱いという感じ」
「とにかく重視しているのがネットということで力を入れているんじゃないか」「興味本位でまず惹きつけてから投票に心を動かすようなネットの使い方をしているんじゃないかなと感じました」



それぞれの陣営で特徴が出た今回の参院選。
若者は見つけやすさや、見やすさ政策がしっかり伝わるかなどに注目していたようです。














