20日に投開票が行なわれた参議院議員選挙。鹿児島選挙区は、無所属新人で立憲民主党の推薦を受ける尾辻朋実さんが初当選しました。

(初当選 尾辻朋実氏 無・新)「県民のみなさまに6年間の時間を下さい、育てて下さい、走り回ります、みなさんの声を聞きます、そして永田町に必ず届けます。その約束をしてきた。これから頑張る」

改選数1の鹿児島選挙区には元職1人、新人3人の合わせて4人が立候補し、開票の結果、
▼無所属新人で立憲民主党の推薦を受ける尾辻朋実さんが30万1026票、
▼自民党元職の園田修光さんが23万4893票、
▼参政党新人で医師の牧野俊一さんが17万989票、
▼政治団体「NHK党」の新人で自営業の山本貴平さんが1万2309票で、
尾辻さんが初当選しました。

参議院、衆議院あわせて鹿児島選挙区で女性議員が誕生するのは初めてです。

(初当選 尾辻朋実氏 無・新)「本当に生活が大変という状況まで来ている。この選挙戦の間ずっと約束をし続けたとおり、鹿児島中を走って1人でも多くの声を聞かせていただきたい」

(園田修光氏 自民・元(1))「自民党の議席をずっと守ってきたところ、幹事長の地元なので何としても上げていただけなければならないという思いでいた。自分自身の不徳の致すところ。そのことは本当に深く反省している」

(牧野俊一氏 参政・新)「私に期待をしていただいたみなさまの声に応えることができなかったという点では力不足で申し訳なかった。自分としては党や自分の政治に対する意見を伝えることができたのはよかった」

尾辻さんは、当選から一夜明けた21日朝、事務所の近くで辻立ちをしました。

尾辻さんは、自民党現職の尾辻秀久さんの三女です。今期限りで引退する父親の後任となり、任期は今月29日から6年間です。