都市部で勝利も「保守の壁」はなお厚く

宮崎県は長年「保守王国」と呼ばれ、2010年以降の参議院選挙では5回連続で自民党が議席を獲得してきました。今回、山内氏がその牙城を崩した形となります。

しかし、市町村別の勝敗を見てみると、山内氏が勝利したのは宮崎市や延岡市などの都市部が中心で、その他の多くの地域では自民党の長峯氏が上回っており、依然として保守地盤の強さも浮き彫りになりました。


川野武文アナウンサー
宮崎市、延岡市などが山内さんが勝ったところなのですが、やはり、まだまだほとんどが長峯さんが勝ったところで、保守地盤の強さを感じます。
勝ちはしましたけど、非常に脆い上に勝ち上がったのかという風に思いますが、この状況をどのようにに思っていますか?

山内佳菜子氏
その点もやはりしっかりと受け止めなければいけないと思います。
まだまだ長峯さんをご支持いただいている得票が伸びた地域に対しては、私たちの活動をもっともっと広げなければいけないと考えております。
一方で、今回の宮崎選挙区の中で、私も生まれ育った宮崎市では2万票近く多く頂いたというようなありがたい結果もありますので、その点についてはしっかりと皆様にも感謝をしながら、多様な地域の声をしっかりと受け止められるような力をもっともっとつけていきたいというふうに思っています。