2015年からチームを率いる首藤謙二監督は、自身も大分鶴崎のOB。練習時間に制約のある県立高校という環境の中で、あえて時間のかかる全学年を混ぜた実戦練習に時間を割き、選手同士が刺激しあう土壌を作っています。

また、Aチームと1年生が実戦形式で対戦する練習メニューを取り入れ、チーム全体の底上げを図っています。その結果、1年生のみで対戦する大分県内の公式大会では4年連続で優勝。こうした実績から有望な選手が入部する好循環が生まれ、今年度は例年の2倍となる36人が入部しました。

首藤謙二監督:
「私立と比べたら、いろんな条件でマイナス面もあるんですけど、それでも九州や全国でも戦えるという結果を出して、より良いチームを作っていきたいと思っています」
伝統のパスサッカーを積み上げてたどり着いた全国の舞台。育成の好循環が生み出した上昇気流に乗り、インターハイでの勝利を目指します。

MF河野歩夢キャプテン:
「ボールをしっかりつないで、得点までつなげるプレーを全国の強豪相手に繰り広げたいです。『惜しかった』で終わらず、しっかり勝ち切れるような試合をしたい」
インターハイ男子サッカーは福島を会場に7月26日開幕。大分鶴崎は大阪第2代表の大阪産業大附属と対戦します。