飲み物は「補助的な役割」、基本は食事から
「飲み物で回復を図るというよりは、やっぱり補助的な役割。食事がきちんと取れていればそんなに飲み物にこだわる必要はない」と伊藤准教授。飲み物だけに頼るのではなく、基本的には食事からしっかり栄養を摂ることの大切さを強調する。
自分が「おいしい!」と感じてリフレッシュできれば、基本的にダメな飲み物はないという。ただし、頻繁に摂取する飲み物には注意が必要だ。スポーツドリンクは糖分が多く、飲みすぎると「ペットボトル症候群」という糖尿病に似た症状を引き起こす可能性がある。またコーヒーやエナジードリンクに含まれるカフェインには利尿作用があり、頻繁に飲むとせっかく摂取した水分が体外に排出されてしまう。
夏の暑さを乗り切るためには、その時々の体調や状況に合わせた飲み物の選択と、バランスの取れた食事が鍵となるようだ。自分の体調をよく観察し、適切な飲み物を選ぶ習慣をつけたい。