薩摩川内市は、市民およそ650人に対し誤った金額の介護保険料の通知書を送っていたと明らかにしました。

誤った介護保険料の通知書が送られたのは、年金から保険料を差し引かれている65歳以上の657人です。

介護保険料は本人や家族の収入に応じて段階化されていて、今年4月の制度改正で各段階の基準となる年金収入などの金額が変更されました。しかし、不具合で薩摩川内市のシステムには反映されておらず、一部の市民の介護保険料が誤って算定されたということで、実際の金額より8000円から1万5000円高い金額で通知書が送られました。

市は657人に対し、今回のミスを説明する文書を送付し、今後、正しい金額を記した通知書を送りなおすとしています。

田中良二市長は、「深くお詫び申し上げるとともに再発防止に万全を尽くし、信頼回復に努める」とのコメントを出しています。そのうえで市は、今回のミスに便乗した介護保険料の還付などを装った詐欺に注意するよう呼びかけています。