青森みちのく銀行は、むつ支店に勤務していた30代の男性職員が客への融資に当たって本来は必要ない手数料名目で、現金合わせて約51万円をだまし取るなどしていたとして、懲戒解雇としました。
懲戒解雇されたのは、青森みちのく銀行むつ支店に勤務していた30代の男性職員です。
銀行によりますと、この職員は2023年4月~2024年3月にかけて、融資の時に本来は必要ない手数料の名目で客から現金をだまし取ったり、親睦団体の会計業務で資金を一時的に流用したりしていたということです。
不正に取得した金は、5つの取引先であわせて約51万円にのぼり、「飲食」や「遊ぶ金」に使った自身のクレジットカード決済の返済資金などにあてていました。
2025年5月に、客から過去に手数料を支払っていたという話があり発覚しました。
懲戒解雇された職員は、不正に取得した金を全額弁済し、「自身の行動の愚かさを改めて深く反省している」と話しています。
青森みちのく銀行は、警察への被害届は出さないとしています。