「若い人たちの目標になれば」 後進の指導にも尽力

とりわけ淡青釉と銀彩の組み合わせは美しい調和を生み出し、国の内外で高い評価を得ています。

中田一於さん「(銀は)冷たくも見えるんだけども、シンプルで清楚な感じがする。じゃあ、釉裏銀彩っていうのやってみようかなということから始めたのがきっかけだったんです。それがたまたま最初の方で認めていただいて、45年続ける展覧会の中でずっと発表できたというのが今日につながったと思うんですよね」

九谷焼の発展や後進の指導にも尽力する中田さんは、更なる作品制作へと意欲を覗かせます。

中田一於さん「若い人たちの憧れになるかどうか分かりませんけども、目標となれば良いかなと思って精一杯(作品を)作って、作品でいろんな方に見ていただくということだと思う」