進む「老後ひとり暮らし」 65歳以上の22.4%が単独世帯 夫婦のみ世帯と合わせると6割超が子と別居

かつては「老後は子どもや孫に囲まれて」というイメージがありましたが、現代の高齢者の暮らし方は大きく変化しています。

厚生労働省がまとめた65歳以上の人(4032万6千人)全体の家族形態を見ると、「子と同居」している人の割合は33.1%と、3分の1にとどまりました。一方で、「夫婦のみの世帯」が40.4%、「単独世帯」が22.4%となっており、この2つを合わせると62.8%。つまり、6割以上の高齢者が子とは別に暮らしていることが分かります。

65歳以上の者の家族形態の年次推移。「夫婦のみ世帯」、「単独世帯」が増加する一方、「子と同居」は減少している。

「老後は子ども世帯と同居」というモデルはすでに過去のものとなり、「夫婦のみ」あるいは「ひとり」で暮らすのが、現代のシニア世代の主流となっています。