特に深刻な女性の「おひとりさま老後」 80歳以上では3人に1人が単独世帯

高齢者の単身化は、特に女性において顕著です。65歳以上の家族形態を性別・年代別に見ると、男性はどの年齢層でも「夫婦のみの世帯」が最も多いのに対し、女性は年齢が上がるにつれて「単独世帯」の割合が急激に高くなります。

特に「80歳以上」の女性では、35%が単独世帯。実に3人に1人が一人で暮らしている計算になります。データが示す背景には、平均寿命の男女差があります。夫を亡くし見送った後、その後の長い人生をひとりで歩む女性が少なくない、という現実がうかがえます。

65歳以上の家族形態。男女ともに「夫婦のみの世帯」の割合が高いが、女性は年齢とともに「単独世帯」の割合が急増する。