2020年に宮城県立高校の女性教諭が男性教諭のパワーハラスメントを受け自殺した問題で、女性教諭の両親は17日、tbcの取材に対し「県教委の検証報告書には納得していない」と語りました。両親の話からは報告書に記載されていない内容や食い違う証言が明らかになっています。

女性教諭の母親:「山の形をあらわすために、自分で作ったんだと思います」
女性教諭の母親が見せてくれたのは、手作りの山の模型。女性教諭は地理が専門で、生徒に分かりやすく教えることをいつも真剣に考えていたと言います

女性教諭の父親:
「教師を天職のように思っていた。子どもたちの役に立てるんだという思いが、本人にとってはやりがいのある仕事だった。とても残念です」

宮城県立高校に勤務していた30代の女性教諭は2020年10月、同じ職場の50代の男性教諭から受けたパワハラが原因で自殺しました。

女性教諭の母親:
「教育は大切だと思う。その教育の現場でこういうことが起きてしまっている」

女性教諭の両親は、パワハラがあった事実に加え県教育委員会の調査や学校側の対応にも疑問を深めています。