シラスウナギをメスにする方法とは
8万匹ほどを養殖するハウス。仕入れたシラスウナギをメスにするための秘密が…“白い粉”です。
(糟谷取締役)
「これが噂の大豆イソフラボン。一定期間投与することでオスからメスに変わる」

与える飼料20キロに対して、女性ホルモンと似た働きをするとされる大豆イソフラボンを80グラムほど加えると、メス化を促進する効果があるようで…
(糟谷取締役)
「粉を入れるだけでメスウナギになるの?って半信半疑だった。検査機関に検査してもらって9割ぐらいメスになっていた。びっくり」

愛知県水産試験場などが取り組んだこの技術では、エサに大豆イソフラボンを配合することで、ほぼすべてのウナギがメスになることがわかっています。ヤマヤ養魚は去年からメスウナギに特化した養殖に取り組んできました。
(糟谷取締役)
「大きく育てたウナギを半分にして1匹を2人で食べられる。資源確保にもなって良いこと尽くめ」
ウナギはオスよりメスのほうが身に厚みがあり、より大きくして出荷できます。オスは大きくなると身が固くなるので、200グラムから250グラムの段階で出荷するのが一般的ですが、メスは1匹250~300グラムが出荷サイズです。