出雲河川事務所防災情報課 藤丸真治 課長
「水防団待機水位が松江だと0.8メートル、氾濫注意水位が1.2メートルと設定している。0.8メートルを超えて、さらに、水位上昇する恐れがあったということで(水防警報を)発令した」
宍道湖の水位は大橋川沿いにある「松江基準観測所」で計測しています。この地点の水位が基準を超えたため、水防団待機の警報が出されました。
しかし、雨が降っていないのに、宍道湖の水位が上昇した理由は?
出雲河川事務所防災情報課 藤丸真治 課長
「まずは日本海の海面が上ることによって、中海の水位がそれに引きずられて上っていく。下流の方の水位が高いと、大橋川の方で流れが悪くなってしまって、それが引き金で少し、大橋川の水位が高止まりをしている傾向」

宍道湖から中海へ、そして、日本海に注ぐ川の流れ。
流れ着く先にある日本海の潮位が影響して、水位が上昇していたのです。
それでは、海の状態は?