避難場所での熱中症を防ぐため、広島県の福山市教育委員会は、小・中学校の体育館に順次、空調を整備しています。
RCC福山放送局 内田博文記者
「体育館の玄関は蒸し暑いですが、一歩、中へ入りますと、過ごしやすい室温です」
福山市教委は、災害が起きた時に、最初に開設する「基幹緊急避難場所」となる24か所の体育館で、2024年12月から空調の整備を進めていました。7月1日からは、避難場所の開設が多かった8つの小中学校で、空調の稼働を始めました。
空調の電源は体育館の玄関にあって、誰でも利用できるようにしています。
担当者
「こちらの方を入れていただきまして、さらに空調機のスイッチとして一括運転・一括停止がありますので、こちらの方を押していただく」
空調は、学校の授業などでも使っていて、12月からは新たに13の小・中学校にも導入します。
福山市教委施設課 藤野原啓宏 課長
「安心安全な(避難場所の)環境整備というのがとても重要だと考えておりますので、そういう観点を注視しながら整備を進めていきたい」
残る3校は2026年度に導入予定です。