夏の高校野球大分大会は16日、2回戦最後の2試合が行われ、14年ぶりにシード校として挑む大分豊府が三重総合と対戦し、接戦を制しました。

初回、第3シードの大分豊府は1アウト3塁2塁とすると、4番坂田のショートゴロの間にランナーが返り、1点を先制します。

追いつきたい三重総合は2回表、2アウト2塁として前の試合で2安打と好調の9番羽田野が、ライト線を破るタイムリースリーベースで同点に追いつき、試合を振り出しに戻します。

(2年生・羽田野遼選手)「つなぐバッティングしたら良いところに飛んでスリーベースを打ててめちゃくちゃうれしかったです。一番気持ちよかったです」

しかしその裏、豊府はキャプテン佐藤が左中間を破るツーベースでチャンスメイク。その後、1アウト3塁2塁とチャンスを広げると、9番板井の打球がファーストのエラーを誘い、2ー1と勝ち越しに成功します。

さらに8回裏、豊府は、2番安東がライトへのスリーベースを放つと、ホームへの返球が乱れそのまま生還。3ー1とリードを広げます。

三重総合は、豊府のエースでキャプテン佐藤の前にあと一本が出ず、6回からリリーフした安部に対しては、ノーヒットに抑えられます。

試合は結局、14年ぶりにシード校として夏に挑む大分豊府が3回戦進出を決めました。

(大分豊府・佐藤侑峨主将)「大分県で一番長い夏をテーマにやっているので、決勝まで行って、最後勝ち切れるように、ここからもう一回チーム全員でレベルアップできるようにやっていきたい」

(三重総合・木崎櫻大主将)「負けたんですけど、僅差まで持っていけたことに関してはみんなに感謝したいです。最後まで笑顔でやれてよかったです」

第2試合は鶴崎工業が大分国際情報に5ー0で勝利しました。

17日からは3回戦が始まり、第1シードの柳ヶ浦と佐伯鶴城が激突。第3シードの藤蔭は大分雄城台と対戦します。