アーティストのBoAさんが、ひざの痛みが悪化し病院で「骨壊死」と診断されたことを公式サイトで報告しました。
「骨壊死」とはどのような病気なのでしょうか?整形外科の専門医に聞きます。

悪化すると歩行困難に 「骨壊死」とは

「骨壊死(こつえし)」は、膝関節の内側の軟骨や骨が一部壊死してしまう病気です。
膝の内側を中心とした痛み、膝の曲げ伸ばしがしづらいといった症状があり、悪化すると歩行困難になることもあります。

発症が多い年代は男女ともに60代以降で、50歳以上になると発症率が高まるとされています。

原因は不明で、一度壊死した骨が自然に治癒することはほとんどありません。早期発見すれば、手術や治療によって進行を遅らせたり、痛みを軽減することができるといいます。

弁護士 八代英輝:
股関節や膝関節は、使うとどんどんすり減ってくるとは言いますけれども、壊死と聞くと怖いですね。

恵俊彰:
原因はわからないんですか?

いしがみ整形外科クリニック 石神 等院長:
厳密に言うと、わからないですね。
太っている人や激しい運動をされている方で壊死のような症状が起こるときもあるんですけど、本当に厳密に壊死という診断が確定しているのであれば、原因は分かっていないということになりますね。