「最悪のシナリオになっちゃった」 追浜で働く人々の声

追浜の町も、日産の工場とともに発展してきました。
この地で三代にわたり青果店を営んできた藤田さんは、次のように話します。

藤田青果店 藤田雄ニさん
「本当に最悪のシナリオになっちゃったかなと。私が小さいころから工場があった。追浜から日産がなくなることは、私としては本当に寂しい」
また、オープンして5年になる洋菓子店には、日産の従業員もよく訪れていたそうです。

パティスリーハダ 羽田真也さん
「(日産が)2027年になくなっても、僕たちはずっとここで商売していく。そのあと何になるか、ちょっと希望もあるし不安もある」

追浜工場をめぐっては、EV事業の強化を進めている台湾の「鴻海精密工業」との共同利用を検討していることも明らかになっていました。
エスピノーサ社長は「複数のパートナーと協議しているが、詳細は報告できない。今のところ合弁会社や委託生産の話は行っていない」と、鴻海との協業の可能性について否定はしませんでした。