夏の高校野球大分大会の第1試合は、14日の雷雨により継続試合となっていた大分商業と臼杵の対戦が再開され、大分商業が3回戦進出を決めました。

継続試合は臼杵の攻撃、3回裏ノーアウト1・2塁から再開。臼杵はいきなりフォアボールを選び満塁とすると、2番安部心汰がヒットを放ち先制点をあげます。さらに、3番佐藤の犠牲フライで1点を追加。リードを広げます。

2点を追う大分商業は7回、フォアボールとヒットなどで1アウト3塁2塁とすると、ここまで2三振を喫していた6番石田がバッターボックスへ。センターオーバーのタイムリーツーベースを放ち、試合を振り出しに戻します。

大分商業・石田虎之介「ベンチやスタンドで応援してくれている仲間たちの思いをのせて、自分がやってやるんだという気持ちを持って打席に立ちました」

さらに、大分商業は1アウト3塁1塁のチャンスの場面で、セーフティーバントを仕掛けます。バッターは三振となりますが、キャッチャーの2塁への送球が乱れる間に逆転に成功しました。

その後、8回にも4点を追加した大分商業が第2シードの意地を見せ、3回戦に進みました。

大分商業・黒石優多主将「自分たちの中でも積み上げてきたという自信があったので、全員でつないでいって逆転できたので良かったと思います」

臼杵・安藤大翔主将「3年生や後輩がよく声をかけてくれて踏ん張れたこともあったし、自分から声を出すこともできたので、本当に良いチームができたと思います」

15日第2試合は大分南が打ち合いを制し、8ー5で中津南を下しました。

16日は2回戦・2試合を予定していて、第3シードの大分豊府が登場。三重総合と対戦します。