■「依頼されても93%が回答を拒否していた」政府系機関の世論調査の実態
4月1日に公表されたロシア政府系機関の最新の世論調査では、プーチン大統領の支持率は79%にのぼった。独立系世論調査機関でも83%と高い支持率になっている。
しかし、イワノフさんは世論調査について、こう指摘する。
イワノフさん:
「ある調査会社は、調査を拒否した人の割合を公開しました。依頼されても93%が回答を拒否していたというのです。つまり一般のロシア人の意見ではなく、その調査に同意したわずか7%の意見にすぎないのです」
プーチン政権は今回の侵攻を“特別軍事作戦”としている。戦争という表現を使った報道は虚偽とみなされ、罰せられる法律もできたが…
イワノフさん:
「ロシアのグーグルともいえるヤンデックスでの検索結果によると、戦争という言葉の検索件数は、特別軍事作戦という言葉の数百倍以上あったとされています。しかし、多くの人は公の場やSNSなどで戦争という言葉は使っていません。ロシア政府を恐れているのは事実です」
(報道特集4月2日放送より)
※情報提供は番組ホームページまで