韓国の尹錫悦前大統領が非常戒厳を宣言する理由を作るため、北朝鮮にドローンを飛ばして挑発しようとした疑いをめぐり、韓国の特別検察官は14日、韓国軍の関係部隊などを家宅捜索しました。

韓国の特別検察官は、尹前大統領が去年12月の非常戒厳を宣言する理由を作るため、北朝鮮の平壌に去年10月、ドローンを飛ばして挑発しようとしたなどの疑いがあるとみて、外患容疑での捜査を進めています。

関係者によりますと、特別検察官は14日、韓国軍ドローン作戦司令部や国防部、軍防諜司令部など24か所を家宅捜索したということです。

特別検察官は尹前大統領がドローン作戦司令部に直接指示をしたのか、また、軍が隠ぺいするために組織的に介入したかどうかなどを調べていると韓国メディアは伝えています。

一方、尹前大統領が作戦司令部に直接指示したとする軍の現役幹部の証言を確保しているとも報じています。